五微笑

Home > ブログ > トロット > トロットブーム(熱風)

トロットブーム(熱風)

前の投稿に書きましたが、トロット歌手のファンを始めて4年が経とうとするのに、今まで「トロット」について何も書いていなかったことを深く深く反省し、これから少しずつでも書いていこうと思います。
まずは私の視点から見たトロットブームについてざっくりと書いておきます。



トロットブーム(熱風)と言われはじめてから5年が経ちます。
トロット・オーディション番組の記事には「日本進出」「日本公演予定」の文字が必ず入っていますが、実際のところ日本ではほとんど放送(配信)もされていないし、日本公演も実現していません。
コロナ禍があったとはいえ、その間にもアイドルのオーディション番組はリアルタイムで字幕付き配信されて、デビューしたグループはすぐに日本でもデビューしているのとは対照的です。

トロットブームの始まりと言われているのは、TV朝鮮の「明日はミストロット」(2019年)「明日はミスタートロット」(2020年)です。

確かに2020年頃には社会現象と言われるにふさわしい状況はあったと思います。
トロット歌手のファンダムが大都市の人口くらいになり、各地域で講習会を開いて中高年層がネットで推し活をするようになったのです。

若年層のトロットファンも増えたのは事実だと思いますが、KPOPのように特定歌手のファンダムを形成するようになったので、幅広くトロットを好んで聴くようになったかというと疑問です。

ミスタートロットの優勝者(眞)であるイム・ヨンウン氏は、韓国国内では今でもBTSに匹敵する人気を誇っていますし、TOP7もそれぞれ現在に至るまで各方面で活躍しているのは事実です。

2019年以降地上波(KBS、MBC、SBS)でもトロットのオーディション番組が放送され、MBNでは2022年にかけていくつかのオーディション番組が放送され、それぞれ高視聴率をとっています。

ただ、コロナ禍だったこともあり、オーディション番組の優勝者がその後活躍できる場が少なく、TOP7と一定期間の契約を結んでスピンオフ番組を制作しているのはTV朝鮮だけだったように思います。(他局はあまり詳しくないので間違っているかもしれません)

意外かもしれませんが、韓国の地上波ラジオでトロット専門の番組が始まったのは2022年2月~SBSが初めで、2024年3月にKBS、2024年6月にMBCでも番組が始まりましたが、SBSは2024年7月21日で終了します。
私は普段ラジオを聴いているので、今後どうなるのか気になっています。


話をオーディション番組に戻して…
2022年、TV朝鮮で「ミストロット」「ミスタートロット」を制作したソ・ヘジンPDが独立してMBNと契約します。

※今調べたら、SBSの「スターキング」もソ・ヘジンPDが手掛けた番組だったようです

2022年末以降、トロットのオーディション番組はTV朝鮮とMBNの2局だけになっていますが、2022年末から放送されたTV朝鮮「ミスタートロット2」MBN「燃えるトロットマン」がお家騒動とも呼ばれているのはこのせいです。

オーディション番組が終わった後にスピンオフ番組を制作するのも同じで2局で視聴率争いを繰り広げています。

コロナ禍が終息して2023年から各地の行事・お祭りでの祝賀舞台、歌謡番組の公開録画なども復活しました。

2023年末からはTV朝鮮「ミストロット3」MBN「現役歌王」が放送されました。
TV朝鮮は今までとほぼ同じオーディション番組でしたが、MBNは現役(女性)歌手のみ、さらに日本版の「トロットガールズ・ジャパン」を同時期に制作しています。

日本の参加者が韓国でTV出演して話題になっていますが、その反対は?というと、ほとんど話題になっていないのではないでしょうか。

そして今年はTV朝鮮が「ミスタートロット3」と「ミスタートロット・ジャパン」の制作を発表して参加者の募集を始めています。

今まで以上に「日本進出」の言葉をよく耳にするようになったのですが、現状「トロット」の認知度が上がったわけでもなく、トロット歌手が日本でも名前を知られるようになったわけでもないように思います。

相変わらず日本語でアクセスできる情報はほとんどありません。

韓国は日本と違ってとにかく何事も変化が激しいです。
とりあえずやってみて、ダメならすぐ方向転換みたいなところもあります。

一方の日本は変化や失敗を嫌う部分がありますので、一発大当たりを目指すよりは地道に日本進出を目指して欲しいなと思います。

来年以降、本当にトロット歌手が日本進出できるようになることを願っています。
個人的にはTV朝鮮の番組の作り方の方が好きなので、TV朝鮮寄りの情報になることは予めお断りしておきます。

拍手[0回]

0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP